防衛省・自衛隊は2023年7月1日(土)から9月7日(木)まで、「航空学生」の願書を受け付けます。「航空学生」とは、航空自衛隊(空自)・海上自衛隊(海自)のパイロットを養成するもので、入隊後は給与が支給されます。
高校卒業または中等教育学校卒業者(見込みを含む)、高専3年修了者(見込みを含む)および、高校卒業と同等以上の学力があると認められる男女が対象。年齢に制限があり、空自では18歳以上21歳未満、海自で18歳以上23歳未満に受験資格があります。9月以降から試験が始まり、2024年1月に合格発表、3月下旬から4月上旬ごろ入隊となります。
空自の航空学生は入隊後、山口県防府市にある「第12飛行教育団」に配属。約2年間、座学を中心とした基礎教育を受けたのち、飛行幹部候補生として約2年間の飛行訓練を、T-7初等練習機などで行います。その後、パイロットの資格「ウイングマーク」が授与され、約4ヶ月から1年で、戦闘機・輸送機・救難機に分かれて教育訓練を受け、各部隊に配属されます。
海自の航空学生は入隊後、山口県下関市にある「小月教育航空隊」に配属。約4年間の教育、T-5初等練習機などでの飛行訓練を経て、パイロット資格「ウィングマーク」や、戦術航空士の資格を取得し、各部隊へ配属されます。