天津のエアバス工場、中国製A320neo/A321neoを「セブパシフィック」と「ウィズ・エア」に引き渡し

天津のエアバス工場、中国製A320neo/A321neoを「セブパシフィック」と「ウィズ・エア」に引き渡し

ニュース画像 1枚目:エアバスFAL天津にてセブパシフィック航空が受領した「RP-C4138」
© セブパシフィック航空
エアバスFAL天津にてセブパシフィック航空が受領した「RP-C4138」

セブパシフィック航空は2023年6月30日に、中国・天津にあるエアバス社の最終組立工場「FAL(Final Assembly Line) 天津」から、エアバスA320neo型機「機体記号:RP-C4138」を受領しました。

同社が受領したA320neoは、2023年に入って8機目の機体となりました。今後、増大する需要に応えるため、2023年中にさらに7機の中国生産を含めた新造機を受領する予定です。

ニュース画像 1枚目:エアバスFAL天津にてセブパシフィック航空が受領した「RP-C4138」
© セブパシフィック航空
エアバスFAL天津にてセブパシフィック航空が受領した「RP-C4138」

「FAL天津」では、2008年から中国の航空会社向けA320シリーズの生産を開始。4月にはA320最終組立ラインの増設を発表しており、2026年までに生産数を月産75機とすることを目指しています。これにより順次、国外向けの生産数も増やすものと見られます。

また「FAL天津」は6月27日に、初のヨーロッパ向けとなるA321neoを、ハンガリーの格安航空会社ウィズ・エアへ引き渡しました。2023年3月に初めてA321neoの最終組立と吉祥航空への引き渡しを行い、その後3か月で国外へ引き渡す機体を生産したことになります。

ニュース画像 2枚目:エアバスFAL天津にてウィズ・エアが受領したA321neo
© Wizz Air
エアバスFAL天津にてウィズ・エアが受領したA321neo

現在、エアバス社のA320ファミリー最終組立工場は、ドイツ・ハンブルグ、フランス・トゥールーズ、アメリカ・モービル、中国・天津の4か所に所在しています。

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