米国政府 F-35エンジンの整備拠点を東京に設置、IHI瑞穂工場に

米国政府 F-35エンジンの整備拠点を東京に設置、IHI瑞穂工場に

ニュース画像 1枚目:岐阜基地 2022年10月11日撮影  ロッキード・マーティン F-35A ライトニングII 航空自衛隊
© FlyTeam あずち88さん
岐阜基地 2022年10月11日撮影 ロッキード・マーティン F-35A ライトニングII 航空自衛隊

防衛省は2023年6月30日から、F-35A/BライトニングII戦闘機のエンジン(F135ターボファンエンジン)整備拠点を開設し、運用を開始しました。アメリカ政府が、アジア太平洋地域におけるF-35エンジン整備拠点「リージョナル・デポ」を、日本とオーストラリアに設置することを2014年12月に決定していたもので、東京都西多摩郡のIHI瑞穂工場がこの役割を担います。

ニュース画像 1枚目:F-35A/BライトニングII戦闘機に搭載されるエンジン(F135ターボファンエンジン)整備の様子
© IHI
F-35A/BライトニングII戦闘機に搭載されるエンジン(F135ターボファンエンジン)整備の様子

これにより、日本をはじめとしたアジア太平洋地域で運用されるF-35用エンジン(F135ターボファンエンジン)の定期点検や、分解(オーバーホール)、検査などの整備や改修が、日本国内で可能となります。アジア太平洋地域では、航空自衛隊・アメリカ空軍・大韓民国空軍・オーストラリア空軍がF-35Aを、アメリカ海兵隊がF-35Bを運用しています。

IHI瑞穂工場では、これまで新製F-35用エンジン(F135ターボファンエンジン)の最終組立・検査を行なっており、加えて分解修理の能力を有することになります。機体自体は、愛知県の三菱重工業で整備することが可能で、日本国内における運用体制の強化が図られました。

ニュース画像 2枚目:横田基地 2022年11月6日撮影 169623 ロッキード・マーティン F-35B ライトニングII アメリカ海兵隊
© FlyTeam ファントム無礼さん
横田基地 2022年11月6日撮影 169623 ロッキード・マーティン F-35B ライトニングII アメリカ海兵隊
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