特別塗装機での3年半ぶりの運航再開や南米・アルゼンチンへ向かった737、関西国際空港へ突如飛来したアシアナジャンボなど、話題となった1週間でした。直近の2023年8月25日〜31日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
8月25日・広島空港
中国国際航空 ボーイング737-800型機 「機体記号:B-5422」
3年半ぶりに運航を再開した広島/大連/北京線。初便は、特別塗装機「フェニックス」での飛来となりました。
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8月26日・羽田空港
エアキャップ(フライボンディ) ボーイング737-800型機 「機体記号:N30698」
上海航空で運航され、リース会社「エアキャップ」へ返却された機体。中国・済南で整備を受け、次の使用者「フライボンディ」の本拠地である、アルゼンチン・ブエノスアイレスまでのフェリー途上で羽田へ飛来しました。
8月27日・松山空港
フンヌ・エアー エンブラエルE190型機 「機体記号:JU-8811」
モンゴルから23日の飛来に続いて再び松山空港へやってきました。1時間ほどの滞在で、ウランバートルへ向けて出発しています。1機のみ所有する同機は、普段国内線や中国線、カザフスタン線などで運用されています。
8月29日・羽田空港
SKテレコム エアバスA319CJ型機 「機体記号:HL8080」
韓国最大の通信事業者SKテレコムが運航する社有機。今年5月から、2030年の釜山世界博覧会(万博)開催誘致のロゴを入れて運航しています。日本への飛来実績も多いですが、同ロゴが塗装されてからは日本初飛来とみられます。
8月29日・熊本空港
全日本空輸(ANAカーゴ) ボーイング767-300F型機 「機体記号:JA602F」
羽田/熊本間の貨物チャーター便へ使用するため、29日に成田から羽田へ。熊本往復ののち、30日には羽田/大阪(関西)間を1往復し、成田へ戻りました。
8月29日・関西国際空港
アシアナ航空 ボーイング747-400型機 「機体記号:HL7428」
8月は新千歳線と成田線で主に運用されていた、アシアナジャンボが突如関空へやってきました。定期便の機種変更としてでしたが、引退が噂されるジャンボの貴重な飛来となりました。
8月30日・小松基地
航空自衛隊 F-15戦闘機 「機体記号:82-8897」
小松空港に隣接する空自・小松基地を拠点に行われている「日豪共同訓練(武士道ガーディアン23)」を記念した、特別塗装機が登場しました。写真の機体右側は、白を基調に日本をイメージ、機体左側はオーストラリアをイメージした緑を基調に、カンガルーや国旗が描かれています。
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8月30日・小松基地
オーストラリア空軍 エアバスKC-30A(A330-203MRTT)型機 「機体記号:A39-006」
「日豪共同訓練(武士道ガーディアン23)」へ参加するオーストラリア空軍の、KC-30A空中給油・輸送機が飛来しました。このほか、F-35AライトニングII戦闘機やC-17輸送機も飛来しています。
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8月31日・羽田空港
エア・カナダ ボーイング767-300ER(BDSF)型機 「機体記号:C-FPCA」
アメリカ・アンカレッジからエアカナダの貨物機が羽田へ飛来しました。前回同様に、アジア地域での重整備を行うため、フェリーフライトの途上で立ち寄ったものとみられます。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?