滋賀県で出土した旧日本陸軍 三式戦闘機「飛燕」エンジン、9月28日から平和祈念館で公開

滋賀県で出土した旧日本陸軍 三式戦闘機「飛燕」エンジン、9月28日から平和祈念館で公開

ニュース画像 1枚目:岐阜基地 1978年11月30日撮影  川崎 キ61 飛燕 日本陸軍
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岐阜基地 1978年11月30日撮影 川崎 キ61 飛燕 日本陸軍

滋賀県は2023年9月25日、太平洋戦争当時に使用された旧日本陸軍・三式戦闘機二型「飛燕 (ひえん)」のエンジンを、同県の平和祈念館で展示することを発表しました。2月に滋賀県東近江市五個荘竜田町の建設工事現場で地中から出土したもので、全長1.5m、幅1m、高さ0.75m程度のエンジンは、形状などから「飛燕」のものと判明していました。

出土したエンジンは「東近江市戦争遺跡の会」が地権者から譲り受けて保管し、展示台を製作するなどして、今回平和祈念館で展示することになりました。搬入作業は、9月28日(土) 9時から開始予定。搬入後は、1階展示室で公開されます。終了時期は未定で、当分の間は展示されるとしています。

◼️滋賀県平和祈念館
開館時間:9時30分から17時まで (入館は16時30分まで)
休館日:月曜日・火曜日 (祝日にあたる場合は開館)
    年末年始 (12月28日~1月4日)
入館料:無料
アクセス:名神高速道路「八日市IC」から車で約10分、駐車場無料(約50台)
     近江鉄道八日市駅からバスで約20分「愛東支所・診療所前」下車すぐ

「飛燕」は、1943年から1945年まで旧日本陸軍で使用された機体で、約3,000機を製造。現存する実機は、岐阜県の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」にある重要航空遺産に認定された“飛燕2型6117号機”の世界で1機のみ。このことから、今回出土したエンジン展示は文化財的価値が高いと考えられます。

期日: 2023/09/28から
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