全日本空輸(ANA)は2023年10月23日(月)から、特別塗装機「ANA Future Promise Prop」を就航させると発表しました。使用機材は、ANAウィングスが運用するボンバルディアDHC8-Q400型機「機体記号:JA461A」です。
現在、SDGs(持続可能な社会の実現)を目指す「ANA Future Promise」をテーマに、「ANA Green Jet (グリーンジェット)」を2機「JA871A (ボーイング787-9)」「JA874A (ボーイング787-8)」を運航中。ANAグループにとって、3機目の環境配慮をテーマとした特別塗装機です。
機体への特殊加工として、“サメ肌効果”が期待されるリブレット加工を施したフィルムを、気流を整えるために装備されたDHC8-Q400特有の整流板に貼付。これにより、機体の空気抵抗低減およびCO2排出量削減と同技術の耐久性などを検証します。
「ANA Future Promise Prop」機内では、北海道猿払村のホタテ貝殻を再利用した素材“カラスチック”で作られた「安全のしおり」を各座席へ搭載。子ども連れには、脱プラスチックの玩具として、持続可能な開発のための教育(ESG)をテーマにした絵本を提供するほか、青森県発のベンチャー企業が開発したヴィーガンレザーを使用します。このヘッドレストカバーには、青森県産のりんごで作ったジュースの搾りかすを使用しています。
「ANA Future Promise Prop」の就航で、地域創生への貢献と、廃棄物の削減およびプラスチック削減を推進します。