2022年11月、香港国際空港に誕生した新スポット「スカイブリッジ」。国際的な往来も活発となり、手軽に足を伸ばせるスポットとして航空ファンからの注目を集めています。飛行機が走行する誘導路を跨ぐ形で設置されているため、世界最長の200mを誇る「スカイブリッジ」からは、真下に行き交う飛行機を見下ろすように見学できるのも“仰天”スポットの所以です。
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ここは単なる飛行機を眺められる場所ではなく、ターミナル1の本館(制限区域内)とサテライト・コンコース(制限区域内)を結ぶ連絡通路としての役割を果たしています。また、ターミナル2の拡張工事が完了する2024年(予定)までは、全ての発着便が「スカイブリッジ」のあるターミナル1を利用するため、もれなく見学が可能に。
出国審査を抜け、多くの出発便が発着するゲート近くに「スカイブリッジ」への分岐点があります。ここのエスカレーターを登ると、いよいよ行き交う飛行機を真下に見ることができます。
「スカイブリッジ」内は、出発客と到着客の動線がガラスで分けられています。見学スペースなどは出発客のエリアに設けられています。
ガラスは色付きのため飛行機撮影には不向きながら、足元に複数あるガラス床は色が薄く、“仰天”アングルで撮影できます。真上から飛行機を覗き込むことができるのは、世界でも希少です。
「スカイブリッジ」を進み、サテライトコンコース搭乗ゲートへ向かう下りエスカレーターの先には、周辺を見渡すことのできる展望エリア「スカイデッキ」があります。休憩スペースのほか、天気の良い日には遠くの山々を望めます。この日は悪天候ながら、建設中のターミナルエリアや空港全体を見渡すことができました。
地上28m、長さ200m、幅20mの「スカイブリッジ」。運が良ければ総2階建て大型旅客機エアバスA380型機が真下を通過していく大迫力の様子を見るチャンスがあるかもしれません。香港旅行や乗り継ぎの際、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。