A321XLR、エアバス関係者200人を乗せ初の「旅客飛行」デモ実施！開発順調をアピール

エアバスは2023年10月5日、開発中の長距離型のエアバスA321XLR型の試験機「機体記号：F-WWAB」に200人を乗せて、初めての「旅客飛行」を実施しました。機内にはエアバス社員167人と33人の技術者や乗務員を乗せ、フランス・トゥールーズ発着でヨーロッパ上空を約6時間飛行しました。

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167人の乗客役社員を乗せたA321XLRの機内

このデモンストレーションでは、乗客役の社員が視覚的側面、温度、騒音レベルなどの客室居住性を確認。空調、照明、調理室、電気設備、洗面所、排水システムなどのさまざまな客室システムをテストし、同乗する技術者へアドバイスを行いました。試験機には、CFMインターナショナルのLEAPエンジンが装着されており、騒音レベルの調査で乗務員の話し声が測定されるなど、その静寂性を再確認しました。

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A321XLR機内で騒音レベルを測定するエアバス技術者

A321XLRは、A320ファミリーで最も長い距離の8,700kmを飛行できる機種。単通路機ながら、大西洋を横断できる機種として、ヨーロッパとアメリカの両大陸を結ぶボーイング757型の更新や新路線を開設する機材として、20社以上から500機以上の注文を獲得しています。この後、型式証明を取得し、2024年の運航開始を目指します。