JAL A350-1000実機を初公開!機内は広々、まもなく日本へ

JAL A350-1000実機を初公開!機内は広々、まもなく日本へ

ニュース画像 1枚目:フランス・トゥールーズでJALに引き渡されたエアバスA350-1000型機
© 日本航空
フランス・トゥールーズでJALに引き渡されたエアバスA350-1000型機

日本航空(JAL)は、羽田/ニューヨーク(JFK)線に2024年1月24日(水)から投入する最新鋭のエアバスA350-1000型初号機「機体記号:JA01WJ」を公開しました。フランス・トゥールーズにあるエアバス工場内で引き渡しを受けた機体は、トゥールーズを2023年12月14日午後(現地時間)に出発し、羽田空港に15日午前に到着する見込みです。

注目の機内も初めて公開。随所に日本の伝統美を浸みこませた上質な客室に仕上げたとし、新フラッグシップとして快適性の高い仕様です。客室仕様は、ファーストクラス6席、ビジネスクラス54席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス155席、計239席です。

◼️ファーストクラス (1-1-1配列・2列・6席)
扉を設けプライバシー性を高めていますが、座席上の収納棚を設けないことで全体として開放感のある雰囲気を演出しています。個室壁の高さは約157cm(62インチ)。ソファー、シート&シングルベッドの2種モードのほか、座席部分も展開するダブルベットモードを完備しています。手荷物収納スペースやワードローブを設置しているほか、個人用画面は43インチ4Kモニターを備えています。シートピッチは約211cm(83インチ)、座席幅は最大約123cm(48インチ)、ベッド長は最大約203cm(80インチ)と、広めにスペースが確保。シートの製造は、イギリスの「サフラン・シート・GB」が担当しました。

ニュース画像 1枚目:JAL A350-1000 ファーストクラスの座席
© 日本航空
JAL A350-1000 ファーストクラスの座席
ニュース画像 2枚目:JAL A350-1000 フルフラット(ベッド状態)としたファーストクラスの座席
© 日本航空
JAL A350-1000 フルフラット(ベッド状態)としたファーストクラスの座席
ニュース画像 3枚目:JAL A350-1000 ファーストクラス 中央席の様子
© 日本航空
JAL A350-1000 ファーストクラス 中央席の様子

◼️ビジネスクラス (1-2-1配列・14列・54席)

同クラスでも初めて各席に扉を設置し、個室タイプとしています。個室壁の高さは約132cm(52インチ)です。ベッド長約198cm(78インチ)になるベッドモードでは、体圧分散構造のクッションで快適な寝心地を提供しています。ファーストクラスと共に、“世界初”のヘッドフォン不要のヘッドレスト内蔵スピーカーを導入。ヘッドレストのリクライニング機能で、横になりながら機内エンターテインメントを視聴することができます。また、並び席で同行者とコミュニケーションを取ることができるよう、中央席には電動プライバシーパーティションを設置しました。

ファーストクラスでは廃止された頭上の手荷物収納棚は、窓側にのみ設置。個室内に設けたワードローブ・手荷物収納スペースと併用することができます。シートの製造は、ファーストクラスと同じくイギリスの「サフラン・シート・GB」が担当しています。

ニュース画像 4枚目:JAL A350-1000 ビジネスクラスの座席
© 日本航空
JAL A350-1000 ビジネスクラスの座席
ニュース画像 5枚目:JAL A350-1000 ビジネスクラスの座席
© 日本航空
JAL A350-1000 ビジネスクラスの座席
ニュース画像 6枚目:JAL A350-1000 ビジネスクラス座席 中央席の様子
© 日本航空
JAL A350-1000 ビジネスクラス座席 中央席の様子

◼️プレミアムエコノミークラス (2-4-2配列・3列・24席)

プレミアムエコノミークラスとして、リクライニング機能を世界で初めて電動化。座面と水平になるまで調整可能な足元の電動レッグレスト機能もあり、自由な体勢でくつろぐことができます。シートピッチは約107cm(42インチ)、従来比1.3倍サイズの16インチ4K大画面モニターを設置。座席間にはプライバシー性を高める大型パーティションを設置しています。シートの製造は、フランスの「サフラン・シート・フランス」が担当しました。

ニュース画像 7枚目:JAL A350-1000 3列のみ設置されたプレミアムエコノミークラスの様子
© 日本航空
JAL A350-1000 3列のみ設置されたプレミアムエコノミークラスの様子
ニュース画像 8枚目:JAL A350-1000 プレミアムエコノミークラスの座席
© 日本航空
JAL A350-1000 プレミアムエコノミークラスの座席
ニュース画像 9枚目:JAL A350-1000 プレミアムエコノミークラス最後列から全体を見渡した様子
© 日本航空
JAL A350-1000 プレミアムエコノミークラス最後列から全体を見渡した様子

◼️エコノミークラス (3-3-3配列・18列・155席)

イギリス・SKYTRAX社の「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」を6期連続受賞しているJALのエコノミークラスは、最新鋭A350-1000でもその快適性に磨きをかけています。シートピッチは約84〜86cm(33〜34インチ)と、前後間隔の広い快適な居住空間になっています。アームレスト間横幅も約46cm(18インチ)*一部座席を除く、です。従来比で約1.3倍サイズの13インチ4K大画面モニターも設置されています。

ニュース画像 10枚目:JAL A350-1000 エコノミークラスの様子
© 日本航空
JAL A350-1000 エコノミークラスの様子
ニュース画像 11枚目:JAL A350-1000 エコノミークラス 後方から見渡した様子
© 日本航空
JAL A350-1000 エコノミークラス 後方から見渡した様子
ニュース画像 12枚目:JAL A350-1000 エコノミークラスの座席
© 日本航空
JAL A350-1000 エコノミークラスの座席

同機が2024年1月24日(水)から就航する羽田/ニューヨーク(JFK)線では、初号機「JA01WJ」1機のみで運用されるため、昼便JL006/005便へ隔日で投入します。「JA01WJ」以外で運航される曜日と、夜便となるJL004/JL003便は引き続きボーイング777-300ER型機を投入。2023年度中に2号機「JA02WJ」を受領次第、昼便JL006/005便のすべての曜日へ投入し、A350-1000での運航をデイリーとします。また3号機受領後は、デイリー運航の羽田/ニューヨーク(JFK)線に加え、羽田/ダラス線のJL012/JL011便へ投入する計画です。

■ 日本航空(JAL) 東京(羽田)/ニューヨーク(JFK) 時刻表
JL006便 東京(羽田) 11:05 / ニューヨーク(JFK) 10:00 (毎日) *隔日A350-1000
JL004便 東京(羽田) 19:45 / ニューヨーク(JFK) 18:40 (毎日)
JL003便 ニューヨーク(JFK) 00:35 / 東京(羽田) 05:10[翌日] (毎日)
JL005便 ニューヨーク(JFK) 12:40 / 東京(羽田) 17:15[翌日] (毎日) *隔日A350-1000

この記事に関連するニュース
メニューを開く