“青い戦闘機”ことF-2の機動飛行にファン歓喜!「百里基地航空祭」レポート、F-16はキャンセルに

“青い戦闘機”ことF-2の機動飛行にファン歓喜!「百里基地航空祭」レポート、F-16はキャンセルに

ニュース画像 1枚目:茨城空港 2023年12月17日撮影 13-8562 三菱 F-2A 航空自衛隊
© FlyTeam サカキバラさん
茨城空港 2023年12月17日撮影 13-8562 三菱 F-2A 航空自衛隊

航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)は2023年12月17日に、「令和5年度百里基地航空祭」を開催しました。当日は朝から晴天が広がり、約4万人が来場しました。2023年最後の航空祭レポートをお届けします。

ニュース画像 1枚目:茨城空港 2023年12月18日撮影 46-5723 川崎 T-4 航空自衛隊
© FlyTeam てくろくさん
茨城空港 2023年12月18日撮影 46-5723 川崎 T-4 航空自衛隊

前日16日に行われた地元住民向けの特別公開は、悪天候により多くのプログラムが中止または展示飛行から地上滑走に変更されましたが、本番は朝からポカポカとした陽ざしもあり、暖かい気候でスタートしました。

今年の目玉は三沢基地所属の米軍F-16戦闘機デモチームによる展示飛行です。ところが、当日の朝、F-16の展示飛行および地上展示がキャンセルになったことが発表されました。無念です。ちなみに、地上展示機として参加予定だったV-22オスプレイも、先月末に屋久島沖で発生した墜落事故を受け、不参加が決定していたため、今年はすべての米軍機参加が見送りとなりました。

地上展示では、海上自衛隊のP-1哨戒機や航空自衛隊のE-2C早期警戒機のほか、三沢基地所属のF-35A戦闘機が並んでしました。F-35は、第301飛行隊 50周年記念塗装を施した701号機「機体記号:69-8701」でした。

ニュース画像 2枚目:茨城空港 2023年12月17日撮影 69-8701 ロッキード・マーティン F-35A ライトニングII 航空自衛隊
© FlyTeam tuckerさん
茨城空港 2023年12月17日撮影 69-8701 ロッキード・マーティン F-35A ライトニングII 航空自衛隊
ニュース画像 3枚目:茨城空港 2023年12月17日撮影 34-3459 グラマン E-2C ホークアイ 航空自衛隊
© FlyTeam kotaちゃんさん
茨城空港 2023年12月17日撮影 34-3459 グラマン E-2C ホークアイ 航空自衛隊
ニュース画像 4枚目:令和5年度百里基地航空祭 P-1哨戒機
© FlyTeam ニュース
令和5年度百里基地航空祭 P-1哨戒機

気を取り直し、朝一の天候偵察でF-2戦闘機が飛び立つと、F-2戦闘機、T-4練習機、UH-60J救難ヘリコプター、U-125A救難捜索機による基地上空通過で航空祭幕開けです。次いで、小松基地所属のF-15戦闘機による機動飛行。予定では1機でしたが、2機に変更されていました。快晴の空で360度旋回、アフターバーナーのオレンジが光るハイレートクライムなど、観客の視線を釘付けにします。

ニュース画像 5枚目:令和5年度百里基地で機動飛行をするF-15戦闘機
© FlyTeam ニュース
令和5年度百里基地で機動飛行をするF-15戦闘機
ニュース画像 6枚目:茨城空港 2023年12月18日撮影 92-8906 三菱 F-15J  イーグル 航空自衛隊
© FlyTeam てくろくさん
茨城空港 2023年12月18日撮影 92-8906 三菱 F-15J イーグル 航空自衛隊

続いて、百里基地所属のUH-60JとU-125Aによる救難活動展示が行われました。天気はよいものの風が強くなってきました。しかしながら、そんなことはものともせずにホバリングを続けるUH-60J、頼もしいです。途中「基地近くで火災が発生し、状況を確認している」との場内アナウンスが流れました。展示を続けるUH-60JとU-125Aの基地滑走路の奥には黒煙があがる様子が見てとれ、周囲がザワつく場面もありました 。
※火災は航空祭の進行に影響はない旨同基地が確認済み。その後1時間ほどで鎮火

ニュース画像 7枚目:茨城空港 2023年12月17日撮影 18-4576 三菱 UH-60J 航空自衛隊
© FlyTeam swamp foxさん
茨城空港 2023年12月17日撮影 18-4576 三菱 UH-60J 航空自衛隊
ニュース画像 8枚目:令和5年度百里基地航空祭  UH-60J展示飛行中に小美玉市内で火災発生
© FlyTeam ニュース
令和5年度百里基地航空祭 UH-60J展示飛行中に小美玉市内で火災発生
ニュース画像 9枚目:茨城空港 2023年12月17日撮影 92-3010 レイセオン U125-A (ホーカー 800) 航空自衛隊
© FlyTeam 飛行機撮男さん
茨城空港 2023年12月17日撮影 92-3010 レイセオン U125-A (ホーカー 800) 航空自衛隊
午前中最後のプログラムは、百里基地第3飛行隊所属のF-2による模擬戦闘地上攻撃です。地上攻撃は、もちろん実際に爆弾を使用するわけではなく、攻撃の流れをデモンストレーションするのみです。素人目には何が起こっているのかわからないのですが、航空祭ではこの一連の流れを場内アナウンスで解説してくれるのが見どころ(聴きどころ?)のひとつと言えます。例えば、“2機のF-2が連続して低空を飛行していった”ように見える場面では、「1機目が敵機のおとりとなって飛行し、攻撃をかわして離脱。2機目がその隙に侵入し、目標を攻撃します」という具合に解説が入ります。こういった解説のおかげでグッと理解が深まり、見応えも感じます。
ニュース画像 10枚目:茨城空港 2023年12月17日撮影 13-8563 三菱 F-2A 航空自衛隊
© FlyTeam swamp foxさん
茨城空港 2023年12月17日撮影 13-8563 三菱 F-2A 航空自衛隊
ニュース画像 11枚目:茨城空港 2023年12月17日撮影 13-8520 三菱 F-2A 航空自衛隊
© FlyTeam toshirouさん
茨城空港 2023年12月17日撮影 13-8520 三菱 F-2A 航空自衛隊

午後も同じく第3飛行隊のF-2が、今度は燃料タンクも外した状態で気合いの入った本機動飛行を魅せました。その迫力とキレのある動きは、F-16のデモ飛行がキャンセルになったことを忘れるほどのものでした。

ブルーインパルスの展示飛行はなかったものの、最大風速15mの強風が吹き上げる中、日本の“青い戦闘機”ことF-2が非常に見応えのある展示飛行を披露し、2023年最後の航空祭に幕を閉じました。

次回の航空祭は2024年1月20日(土)に開催する「令和5年度入間航空祭」(埼玉県狭山市)です。ブルーインパルスの展示飛行も予定しています。年明け早々、ブルーインパルスの飛ぶ航空祭が首都圏で開催されます。混雑も予想されますが、入間基地は最寄り駅からも徒歩でいけるほどアクセスがよく、初めてでも行きやすい基地なので、この機会に参加してみてはどうでしょうか。

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