OAG、2023年「世界の混雑路線ランキング」発表！日本路線はどこ？

イギリスを拠点に航空・旅行関連のデータ調査を行う「OAG」は、2023年の「世界の混雑路線ランキング」と「世界の国内線混雑路線ランキング」などを公表しました。このランキングは、2023年1月から12月までのデータから調査、提供座席数を基に算出しています。

最も混雑した路線はクアラルンプール/シンガポール線で、提供座席数は約490万席でした。この路線だけで、エアアジア、マレーシア航空、シンガポール航空、ジェットスター・アジア、スクート、バティック・エア・マレーシア、エチオピア航空などにより、朝6時台から23時台まで頻繁に運航されています。4位と5位には、関西国際空港と成田空港発着のソウル(仁川)線がランクイン。ニューヨーク(JFK)/ロンドン(ヒースロー)線などでは、2019年のコロナ禍前と比較しても提供座席数が増えているとしています。

■ 2023年世界の混雑路線ランキング

© OAG

2023年世界の混雑路線ランキング

最も混雑した国内線の路線は、昨年と同じく韓国の国内線・ソウル(金浦)/済州線でした。1位ではあるものの、2019年のコロナ禍前と比較すると21%減少したとしています。同路線には、アシアナ航空・ジンエアー・イースター航空・チェジュ航空・エアソウル・エアプサン・大韓航空が就航しています。2位は昨年と同じく日本から、東京(羽田)/新千歳線がランクイン。こちらも2019年比で4%減少しています。日本からは他にも、3位の東京(羽田)/福岡線、7位の東京(羽田)/那覇線がランクインしています。

■ 2023年世界の国内線混雑路線ランキング

© OAG

2023年世界の国内線・混雑路線ランキング

このほか、中国国内線の混雑路線ランキングや、アメリカ国内線の混雑路線ランキングも公表されています。中国国内線で1位の北京(首都)/上海(虹橋)線では2019年より3%、2022年より49%増加するなど、顕著な伸びをみせています。アメリカ国内線では、ハワイ路線が多くランクインしています。

■ 2023年中国国内線の混雑路線ランキング

■ 2023年アメリカ国内線の混雑路線ランキング