エアバスA380型機やボーイング747-400型機の大型機飛来や、ウクライナ政府専用機、ベルーガの再来など、話題の多かった直近の2024年2月16日〜21日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
2月16日・羽田空港
ドバイ・ロイヤル・エア・ウィング ボーイング747-400型機 「機体記号：A6-HRM」VIP仕様のジャンボ機が羽田空港に飛来しました。珍しい旅客型ジャンボ機の羽田飛来は、1月16日のルフトハンザドイツ航空以来でした。翌17日に離日しています。
【関連記事：【注目された飛来機情報】A350-1000がアツい、羽田＆新千歳には747-400も！】
2月16日・成田空港
アイスランド航空 ボーイング757-200型機 「機体記号：TF-FIC」アメリカ・ポートランドからアンカレッジを経由して飛来。富裕層向けの世界一周旅行を手掛ける旅行会社“Abercrombie & Kent”のカラーリングで、2023年5月に関西国際空港へ飛来した際と同じ塗装でした。
2月17日・成田空港
吉祥航空 ボーイング787-9型機 「機体記号：B-209R」2月2日の関西国際空港への日本初飛来以来、関空便に投入される機会が多かった人気ゲームの特別塗装機「原神号」ですが、ようやく成田線にも投入されました。
2月17日・中部国際空港
全日本空輸(ANA) ボーイング767-300F型機 「機体記号：JA604F」パイロット訓練のため、ANA CARGO機がセントレアに飛来しました。26日まで同空港で離着陸を繰り返す、タッチアンドゴー訓練などを実施する計画です。
2月18日・成田空港
大韓航空 エアバスA380-800型機 「機体記号：HL7622」突如、成田路線へ1日限定で投入されたA380。17日にはアシアナ航空のA380が飛来しており、2日連続で賑わいをみせた成田空港でした。同社A380の飛来は、2023年9月のセントレア以来です。
2月19日・成田空港
日本航空(JAL) ボーイング767-300ER/BCF型機 「機体記号：JA653J」1月17日に日本へ到着した改修初号機は、29日から訓練飛行を行なっていましたが、同日よりJAL CARGOとして運航を開始しました。初便は成田発台北(桃園)行き、JAL6719便として運航されています。
2月20日・羽田空港
ウクライナ政府 エアバスA319CJ型機 「機体記号：UR-ABA」東京で開催された「日・ウクライナ経済復興推進会議」に出席した首相乗機として、ウクライナ政府専用機が羽田に飛来しました。19日早朝に到着後、20日夕方に離日しています。
2月20日・中部国際空港
アトラス航空 ボーイング747-400型機 「機体記号：N482MC」15日の「N481MC」に続き、今週もアメリカから同社の旅客型ジャンボがセントレアに飛来しました。今回も前回同様、タイ・ウタパオに向けて出発しています。
2月21日・関西国際空港
マレーシア空軍 ファルコン900型機 「機体記号：M37-01」17日に羽田空港へ飛来したマレーシア空軍のファルコンが、同日羽田から関空まで運航しました。関空へはこれまで、同軍のA319や737BBJなどが飛来した実績があります。
2月21日・北九州空港
スプリング・ジャパン エアバスA321P2F型機 「機体記号：JA82YA」JALとヤマト運輸が運航する貨物専用便に使用する、A321貨物型への改修機(P2F)の2号機が、同日から訓練飛行を開始しました。現在、初号機「JA81YA」と共に、成田空港を拠点に関西国際空港や北九州空港で訓練を行なっています。
2月21日・神戸空港
エアバス・ベルーガ・トランスポート エアバスA300-600ST型機 「機体記号：F-GSTC」ベルーガ3号機が2023年7月以来、約7か月ぶりに神戸空港へ飛来しました。これまで、通関作業のために関西国際空港を経由していましたが、今回は経由地の台北(桃園)から直接神戸空港に到着しています。同日中に関空へフェリーされ、翌22日に再び神戸を経由して帰路につきます。積荷は警察向けのH160-B型ヘリコプター2機とみられ、今後エアバス・ヘリコプターズの拠点がある同空港内にて納入準備が進められます。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか？
