AirJapan2号機「JA801A」 成田到着、初号機「JA803A」との意外な深い縁も!?

AirJapan2号機「JA801A」 成田到着、初号機「JA803A」との意外な深い縁も!?

ニュース画像 1枚目:AirJapan、そして民間航空会社向けに製造された787初号機でもあるJA803A
© FlyTeam こだしさん
AirJapan、そして民間航空会社向けに製造された787初号機でもあるJA803A

AirJapanの2号機となるボーイング787-8型機「機体番号:JA801A」が、2024年4月9日6時頃成田空港に到着しました。元全日本空輸(ANA)の機材で、厦門で重整備とAirJapan仕様への改修が行われていた機材です。

「JA801A」は、ANAが2011年9月に受領した初号機で、世界で初めて民間航空会社に引き渡された787です。製造順を示すラインナンバー(LN)も「8」と、初期に製造された1機であることを示しています。同社では主に国内線や近距離国際線で使用されており、導入当初は787導入を記念し特別塗装を実施。機体後部に白と藍色が交差するラインがデザインされているもので、ファンの間では「サバ(鯖)」の愛称で親しまれていました。2017年2月をもってこの特別塗装は終了し、以降は通常塗装で運航されています。2024年3月1日をもって同社での運航を終えたのち、翌2日に厦門にフェリー。総飛行時間は26,343.58時間、総サイクル数は9,138回でした。

ニュース画像 1枚目:「サバ(鯖)」塗装時代のJA801A
© FlyTeam Kunikさん
「サバ(鯖)」塗装時代のJA801A

2024年4月9日現在、AirJapanは「JA803A」1機のみで運航を行っています。この機材も元ANA機で、2012年8月に受領したのち、「JA801A」と同様、国内線や近距離国際線で使用されていたもの。「JA801A」より一足早くANAでの運用を離脱、2024年1月に改修が終了、2月に運航を開始したAirJapanの初号機として活躍しています。実はこの機体、LNが「JA801A」より1つ若い「7」。初めて民間航空会社向けに製造された787で、もしかすると「JA803A」がANA向けの初号機「JA801A」として導入されていたかもしれません。AirJapanでは巡り巡って「JA803A」が初号機、「JA801A」が2号機となり、ある意味“縁の深い2機”であるといえるでしょう。

ニュース画像 2枚目:JA801A ANA在籍時の姿
© FlyTeam qooさん
JA801A ANA在籍時の姿

「JA801A」のAirJapanでの運航開始は4月中を予定。2機目の路線投入に伴い、現在運航中の成田/バンコク・ソウル(仁川)線をそれぞれ毎日1便に増便し、新たに成田/シンガポール線を週5便運航で開設する予定です。

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