アメリカ防総省は2024年7月3日、日本国内の複数軍事施設における米戦術航空機の配備を強化する計画の一環として、 アメリカ軍三沢基地に配備しているF-16戦闘機をF-35Aに入れ替えることを発表しました。
三沢基地には現在、航空自衛隊のF-35Aが配備されていますが、アメリカ軍のF-35が同基地に配備されるのは初です。
計画によると、現在配備中のF-16戦闘機36機からF-35A戦闘機48機にアップグレードし、「戦術航空機の収容能力と能力を向上させる」とのこと。具体的な実施時期は未定ですが、「今後数年間にわたって実施される」としています。
三沢基地所属のF-16戦闘機といえば、太平洋空軍(PACAF)のF-16デモチームを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。PACAFのF-16デモチームはこれまで、三沢基地をはじめ日本各地の航空祭で迫力のあるデモ飛行を披露していました。
今回発表された計画でF-16デモチームの扱いがどのようになるのかは不明ですが、F-35Aへの置き換えのタイミングで移転、または解散するものと見られています。あと数年で日本国内での展示飛行が見られなくなる可能性が高いF-16デモチーム。今後開催される航空祭やエアショーで注目がさらに高まりそうです。