大韓航空は、2024年7月25日(木)より同社初となるボーイング787-10型機「機体記号:HL8515」の運航を開始します。最初に投入される路線は、成田(東京)~仁川(ソウル)線です。さらに787-10には、新仕様のビジネスクラス「プレステージ・スイート2.0」が登場します。
787-10の座席数は、プレステージクラス36席(1-2-1列)、エコノミークラス289席(3-3-3列)の合計325席です。
「プレステージ・スイート2.0」は、高さ132cmのスライドドアを備えた個室タイプです。シート長は198cm、シートピッチは117cm、シート幅は53cmのフルフラット仕様です。そのほか、24インチのモニター・個人用収納コンパートメント・220V/110Vコンセント・USB-Cポートなどが備わっており、Bluetoothオーディオも使用可能です。室内は韓国の伝統的な刺繍布“ポジャギ”をイメージしたデザインが施され、クリーム色・金色・チャコールグレー・黒などで落ち着いた雰囲気にまとめられています。
787-10のエコノミークラスは、3-3-3のシート配列で最大120度のリクライニングが可能。座席のシートピッチは81cm、シート幅は44cmです。個人モニターは他の機種より2インチ大きい13インチ(33cm)です。
同社では今後、787-10型機を最大50機導入する計画です。まず成田(東京)~仁川(ソウル)線で運航を開始し、以降はアメリカ・ヨーロッパなどの中長距離路線に投入する予定です。