新千歳に現れた日本初飛来の757や、アマゾン貨物機などが話題になりました。小松基地祭での北陸新幹線塗装F-15やエンブラエル195-E2デモ機など、直近2024年9月20日〜26日の間に、日本の空港へ飛来し注目を集めた機体をピックアップして紹介します。
9月20日・羽田空港
米国企業保有 ボーイング777-300ER型機 「機体記号:N3243P」
日本航空(JAL)でフラッグシップとして活躍していた、777-300ER退役初号機「JA734J」がついに日本を離れました。8月20日に最終フライトを終えた後、オールホワイト塗装の状態で羽田空港に駐機されており、注目を集めていました。退役から1か月後の20日未明、アメリカ・アンカレッジへ向けて出発しています。
9月21日・新千歳空港
サマリタンズ・パース ボーイング757-200PCF型機 「機体記号:N783SP」
アメリカのキリスト教系・緊急援助支援団体の757が、初めて日本に飛来しました。2023年から運用されている機体で、新千歳寄港後に台風被害の支援を行うためにベトナムへ向かっています。同社はDC-8型機「N782SP」も運用しており、この機体もベトナム・ハノイへ運航されています。
9月21日・成田空港
東海航空 ボーイング737-800型機 「機体記号:B-204N」
東海航空が成田〜常州線で、日本初就航を果たしました。常州は、上海や南京の近くに位置。同路線の就航自体も初めてで、火曜日・木曜日・土曜日の週3便を運航します。同社機はこれまで、貨物機やプライベート機での飛来実績はあります。
9月22日・広島空港
ジェイエア エンブラエル190型機 「機体記号:JA252J」
青森との間でチャーター便が運航されています。同日、初めて特別塗装機「JAL ミャクミャクJET 1号機」が投入されています。
9月22日・中部国際空港
中国東方航空 エアバスA330-300型機 「機体記号:B-8968」
上海(浦東)発成田行きの便が、セントレアに目的地外着陸(ダイバート)しました。着陸後、成田空港へ再運航されています。同社のセントレア便は小型機が多く、大型機での飛来は珍しいものになりました。
9月23日・小松空港
航空自衛隊 F-15戦闘機 「機体記号:52-8859」
航空自衛隊 T-4練習機 「機体記号:06-5790他」
小松空港に隣接する、航空自衛隊・小松基地で「令和6年度小松基地航空祭」が開催されました。一部プログラムは縮小されましたが、北陸新幹線E7・W7系カラーをベースにした特別塗装機などの飛行が行われました。
9月24日・関西国際空港
KLMオランダ航空 ボーイング787-10型機 「機体記号:PH-BKG」
普段787-9で運航されている大阪(関西)〜アムステルダム線に、長胴型の787-10が投入されました。同路線への投入は、5月9日以来でした。
9月24日・嘉手納飛行場
カナダ軍 CP-140オーロラ哨戒機 「機体記号:140108」
北朝鮮籍船舶による日本周辺の「瀬取り」など違法な海上活動の警戒監視活動にあたるため、カナダ軍の哨戒機がアメリカ空軍・嘉手納基地(沖縄県)に飛来しました。同基地を拠点に、10月中旬ごろまで活動を行う予定です。
9月24日・関西国際空港
アマゾン・エア エアバスA330-300P2F型機 「機体記号:N5827K」
アメリカ国内向けにアマゾン社の配送を担う、プライムエアの貨物機が日本に飛来しました。エティハド航空で旅客機として運航されていた機体で、中国・上海にて貨物機への改修を行い、アメリカ・ホノルルへのフェリー途上での立ち寄りでした。運航は、ハワイアン航空が担います。
9月25日・羽田空港
大韓航空 ボーイング787-8型機 「機体記号:HL8508」
VIP向けに運航されている、大韓航空唯一の787-8が羽田にやってきました。日本へは、2023年4月の羽田&成田以来でした。
9月26日・新千歳空港
エンブラエル エンブラエル195-E2型機 「機体記号:PR-ZIQ」
ブラジル・エンブラエル社のデモ機が、新千歳空港に飛来しました。一晩滞在し、台湾・高雄経由でマレーシアのクアラルンプールまで飛行しています。同機は、2022年11月にも羽田空港へ飛来。その時はライオンをイメージした塗装でしたが、2023年10月に塗装変更され、イーグルのデザインへ変更されています。
9月26日・大分空港
チャイナエアライン エアバスA321neo型機 「機体記号:B-18106」
大分県・別府市制100周年を記念して、台湾へのチャーター便が運航されました。大分〜台北(桃園)間のチャーター便は、今年2月にも運航されています。
9月26日・羽田空港
ユナイテッド航空 ボーイング777-300ER型機 「機体記号:N2644U」
通常、ボーイング777-200ERで運航されているサンフランシスコ〜羽田線、羽田〜ワシントン線に、胴体の長い-300ERが機種変更で投入されました。
以上、注目の飛来機をピックアップして紹介しました。来週は、どんな特別塗装機やレアな機体が飛来するのか楽しみですね。近くの空港へ、飛行機を眺めに出かけませんか?