中国商用飛機(COMAC)は広東省珠海にて開催されている第15回中国国際航空宇宙博覧会にて、ARJ21型機の名称を「COMAC C909」に改名すると発表しました。これで、同社が開発・製造する航空機の名称が「COMAC+型式名」の形に統一されます。
ARJ21改めC909は、2016年より旅客定期便での運航が開始されたリージョナルジェットで、マクドネル・ダグラスDC-9型機などのようなリアマウントエンジンとT字翼が特徴の機体です。ローンチカスタマーは成都航空で、現在は中国国際航空や中国南方航空などの中国の航空会社をはじめ、インドネシアのトランスヌサ・アヴィエーション・マンディリでも運用されています。
COMACは現在、C909およびナローボディ旅客機のC919の2機種を製造しています。さらに、280席級の長距離ワイドボディ機であるC929の開発も進められています。