FDR・CVRは回収済み NTSB、ワシントン・ナショナル空港での空中衝突事故の調査開始

FDR・CVRは回収済み NTSB、ワシントン・ナショナル空港での空中衝突事故の調査開始

ニュース画像 1枚目:ポトマック川から回収されたブラックボックス
© NTSB
ポトマック川から回収されたブラックボックス

アメリカ国家運輸安全委員会(NTSB)は、ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港上空にて、2025年1月29日に発生した空中衝突事故についての調査を開始しています。

この事故は、アメリカン・イーグルのボンバルディアCRJ-700ER型機「機体記号:N709PS」と、米陸軍のUH-60型ヘリコプターが空中で衝突したもの。「N709PS」には乗客乗員64名が、UH-60には3名の兵士が搭乗していましたが、既に全員の死亡が確認されています。

NTSBによると、2機のフライトデータレコーダー(FDR)およびコックピットボイスレコーダー(CVR)は、事故翌日の30日に回収されており、現在解析が行われているとのこと。また、2機の残骸についても、事故現場となったポトマック川より順次引き揚げられています。

ニュース画像 1枚目:ポトマック川から引き上げられる事故機の残骸
© NTSB
ポトマック川から引き上げられる事故機の残骸

また、この事故を受け、アメリカ連邦航空局(FAA)は、ワシントン・ナショナル空港周辺上空でのヘリコプターの飛行を禁止するNOTAM(航空機の運航に必要な情報)を発行しています。

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