スカンジナビア航空(SAS)は、ベトナム航空とコードシェア提携を結んだことを発表しました。両社はともにスカイチームに加盟しており、今回の提携により旅客は1度の予約でハノイとホーチミンを発着する便と、コペンハーゲン、ストックホルム、オスロの各首都を発着する便を組み合わせた旅程が購入可能に。販売開始は2025年7月上旬を予定しています。
コードシェア便では、SASの「EuroBonus」とベトナム航空の「LotusMiles」それぞれのマイレージプログラムで、区間ごとのマイル積算や特典航空券へ交換できます。SASは1997年以来所属していたスターアライアンスからの離脱を決定し、2024年9月にスカイチームへ正式に加盟。今回の提携は同アライアンス内での初の大規模コードシェアとなります。
今回の提携発表は、6月13日にスウェーデン・ストックホルムで開催された「ベトナム・スウェーデン ビジネスフォーラム」の席上で行われました。同フォーラムはベトナムのファム・ミン・チン首相がスウェーデンを公式訪問中に開催され、スウェーデンの国際開発協力・対外貿易相ベンジャミン・ドゥーサ氏も出席し、両国の経済関係を深める方策が確認されています。
今後、コードシェア対象となる具体的な便名や運航スケジュールは、航空当局の認可を経て順次公表される見通しです。SASとベトナム航空は、両社の既存ネットワークを生かして利用者の利便を高めるとともに、スカイチーム加盟各社との接続を通じて世界規模の移動需要に応えるとしています。