国土交通省航空局は2012年10月1日から、各空港の搭乗前の保安検査を強化、接触検査を実施します。
これは2009年12月にアメリカの航空機爆破テロ未遂事件で、金属探知器による保安検査で検知できない化学物質が爆薬として使用され、非金属の化学物質などを利用した爆発物に機内持込を阻止する重要性が世界的に認識されたことを受けたもの。今回の措置は海外での保安検査の運用状況を調査、滞留による旅客の不便にも留意しつつ、適切な保安検査の実施について検討。これを受け、無作為に選択した一定割合の旅客に接触検査が実施されます。
接触検査は、保安検査員が手袋を着用し、同性の保安検査員が実施します。また、男性検査員が女性を検査することはないといった配慮もあります。