アメリカ運輸安全委員会(NTSB)は2013年1月14日、1月7日にボストン・ロ−ガン国際空港で起きた日本航空(JAL)の787-8、機体記号(レジ)「JA829J」の出火事故について、火災発生の原因となった補助動力ユニット(APU)を始動するバッテリーを公開しました。
このリチウムイオンバッテリーは、1月10日に機体から降ろされ、ワシントンのNTSBの研究室で調査が進められています。このバッテリーは大きさが縦19インチ、横13.2インチ、高さ10.2インチで、重量は約63ポンドの新しいものです。
このバッテリーは、火災を起こしていない同型のものとあわせ研究施設でX線検査を行い、分解前にバッテリー内部の状態を記録しました。
なお、JA829Jは1月10日にJALに返却されています。