F-5E退役でパトルイユ・スイス消滅か?

F-5E退役でパトルイユ・スイス消滅か?

スイス空軍のアクロバット飛行チーム「パトルイユ・スイス」が、チーム解散の危機に瀕しています。スイス公共放送協会国際部が2013年2月13日に伝えています。

パトルイユ・スイスはノースロップF-5EタイガーII 6機でアクロバット飛行をするスイス空軍のデモンストレーション・チームです。使用機材のF-5Eが近く退役する予定で、チームのためだけに維持することはできないという理由です。

スイス空軍はF/A-18Cホーネットを使用中で、F-5Eの後継にサーブ・グリペンを採用します。これらに機種を変えるか、ターボプロップ練習機を使用した「PC-7チーム」に任せるか判断を迫られています。

アクロバット飛行チームは、国威や空軍力を誇示するとともに、リクルーティングや外交使節としても重要な役割を果たしています。国によっては武器輸出のショーケースにもなっています。しかし、世界的な軍事予算削減の流れの中、チームの維持が負担となっている空軍も少なくありません。

パトルイユ・スイスは、2016年がラスト・シーズンになるかもしれません。

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