国際チャーター便座席販売ルール変更でチャーター便が増加する!?

国際チャーター便座席販売ルール変更でチャーター便が増加する!?

国土交通省航空局は「包括旅行チャーター」で包括旅行商品の卸販売解禁、いわゆるパッケージツアーとして販売するための座席を柔軟に販売できるようルールを緩和する考えです。すでにパブリックコメントで意見を募集しています。

パッケージツアーで利用するチャーター便は、ツアーを造成・販売する旅行会社が用機者として1機を買い取る形で運航されるのが一般的。包括旅行チャーターは、「用機者が自己の名において包括旅行を販売する」とのルールがあるためで、複数の旅行業者が販売する場合、全ての旅行業者が用機者となり、スプリットチャーターという形式で実施していました。

今回の緩和では用機者となる旅行会社と契約した旅行会社が座席利用してツアーを販売できることになります。これにより、航空局ではチャーター便が成立しやすくなると説明しているため、これまでより国際チャーター便の運航が行われやすい環境になると考えられています。

航空ファンからすると、旅行会社のパッケージツアーは全く関係ないと思われますが、ルール改正で日本各地へのチャーター便就航のハードルが下がるため、各地で珍しい航空会社を見ることができる機会も増えそうです。ちなみに新しいルールは順調ならば4月中旬ごろの予定です。

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