ベルは2013年4月10日、テキサス州フォートワースで開催中のアメリカ陸軍航空協会(AAAA)年次プロフェッショナル・フォーラム&エクスポジションで、V-280バロー(Valor)ティルトローター機を発表しました。
V-280は、統合多目的/将来垂直離着陸機(FVL)技術実証機(JMR/TD)計画へのベルの提案です。
V-280はV-22オスプレイと同じティルトローター機ですが、両翼端のエンジンは固定されており、プロップローターのみが可動します。ベルはこれを第3世代のティルトローター機と呼び、構造が簡単になり信頼性、整備性が高まり、コストも下がるとしています。
ベルはV-280の性能を、巡航速度280ノット(528.6キロ)、戦闘航続距離500-800海里(926-1,482キロ)、戦略的展開可能距離2,100海里(3,889キロ)と見積もっています。
ベルのプロモーション動画を見ると、AH-64アパッチとUH-60ブラックホーク2機種の機能を持ち、高速で移動できるスーパーウエポンです。独自の航空火力が欲しくてたまらない陸軍を刺激する内容です。