ユーロファイターとNATOユーロファイター・トーネード管理局(NETMA)は2013年6月18日、パリ・エアショーでタイフーンのアップグレードに関する合意文書にサインしました。イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの国防相がこの調印を見守りました。
これによりイギリス空軍のタイフーン戦闘機は、今後10年以内にミーティアー長距離空対空ミサイルを装備することになります。
ミーティアー・ミサイルは、フランスとイタリア、イギリスの兵器メーカーが合併してできたMBDAが開発する視界外射程空対空ミサイルで、ラムジェット推進が特徴です。
タイフーンが装備する世界最高水準のMスキャン・レーダーや、将来装備するさらに進歩したEスキャン・レーダーが、ミーティアー・ミサイルと統合されると大幅に戦力がアップします。
すでに2012年12月にBAEシステムズが試射に成功しており、ユーロファイター参加国が協力して計画を進めます。