ANAホールディングスは2013年8月27日、ミャンマーのアジアン・ウィングス・エアウェイズへの戦略的投資を決定しました。ミャンマーの民間航空会社への投資は海外エアラインでは初めて。ANAグループは中期経営戦略で、新たな成長領域拡大に向けたアジアへの戦略的投資などを通じ、航空関連ビジネスを中心に多角化戦略に取り組むとしており、その一環。
アジアン・ウィングスは現在、A321を1機、ATR 72-500を3機、計4機を保有。ANAでは小規模ながら、堅実な黒字経営を行っているとしています。現在はミャンマー国内線のみを運航していますが、10月から国際線を就航する予定で、2018年までにA320を10機とする計画をもっています。
ANAはアジアン・ウィングスの株式49%、約25億円相当を取得。運航・整備に関する安全性、定時性の強化、サービス品質向上にむけた業務支援を行います。これにより、国内線、国際線の両事業でミャンマーを拠点にする他の航空会社と差別化し、事業拡大を進めるとしています。
ANAはアジアの航空会社では、フィリピン航空への出資を検討しているとも伝えられています。