イプシロンロケット、打ち上げ中止

イプシロンロケット、打ち上げ中止

2013年8月27日13時45分に、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げを予定していた宇宙航空研究開発機構(JAXA)のイプシロンロケット試験機は、打ち上げ19秒前に姿勢異常を感知して自動停止し、打ち上げを中止しました。原因は調査中です。

イプシロンロケットは、日本初の人工衛星を打ち上げた旧東大宇宙航空研究所のラムダロケットの流れを受け継ぐ固体燃料のロケットで、旧宇宙開発事業団の液体燃料ロケットとは別の系統にあるものです。

高性能と低コストの両立を目指し、H-IIAロケットのブースター、2段目と3段目には以前のM-Vロケットのモーターを改良して使用しています。また、ロケット自身が搭載機器の点検を行う知能化や、ノートPCでロケット管制を可能とするなど革新的な技術が盛り込まれています。

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