ボーイング、風洞実験施設の歴史 B-47から787まで【動画】

ボーイング、風洞実験施設の歴史 B-47から787まで【動画】

ボーイングは、同社の風洞実験施設の歴史を紹介する動画を公開しています。

ボーイングの風洞は、技術者でありテストパイロットであったエドモンドT."エディ"アレンの提言により、マッハ0.9、時速1,000キロまで実験できる風洞施設を建設しました。建設コストは100万ドルで、当時のボーイングにとっては大きなリスクでしたが、当時は風洞をNASAの前身のNACAや大学が独占し、会社独自の実験ができない状況でした。

風洞の成果が発揮されたのはB-47ジェット爆撃機の開発で、ここで後退翼とエンジンポッドの組み合わせが発見されました。第二次大戦後、後退翼に関する記録がドイツからもたらされて僅か2年でB-47が完成したばかりでなく、その後の大型ジェット機の基本形が作られました。これはボーイングの機体ばかりでなく、エアバスの機体も恩恵を受けているとしています。

現在、風洞では737MAXのウイングレットの試験が続けられています。動画ではB-47初期の風洞模型などを見ることができます。

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