防衛省は、尖閣諸島を巡って緊張が高まる東シナ海情勢に対応するため、新型早期警戒(AEW)機の導入を新しい「防衛計画の大綱」に盛り込むもようです。2013年11月30日にNHKが報じています。
航空自衛隊は、全国各地の地上レーダーサイトと4機のE-767早期警戒管制(AWACS)機、13機のE-2CAEW機で日本周辺の空域を監視していますが、東シナ海をカバーするには充分でなく、E-2Cの後継機も必要としています。
候補機としてはE-2ホークアイシリーズの最新型であるE-2Dアドバンスド・ホークアイか、オーストライアや韓国、トルコが採用したボーイング737AEW&C(E-7)が挙げられます。読売新聞の英文サイトでは空中給油が可能で長時間滞空できる737AEW&Cが有力としています。
12月13日に閣議決定される予定の新しい防衛大綱には、空中給油機や無人偵察機、V-22オスプレイ、護衛艦の増備などが盛り込まれると伝えられていますが、限られた防衛予算でどこまで実現できるのか要注目です。