カナダ空軍の2013年まとめ

カナダ空軍の2013年まとめ

カナダ空軍第1航空師団は2013年12月23日、1年間の活動のまとめをウェブサイトで公開しました。

ハイライトはフィリピンへの人道支援で、CC-130JハーキュリーズとCC-144チャレンジャー、CC-150ポラリス、CC-177グローブマスターIII、CH-146グリフォンを派遣し、230ソーティー飛行して物資を450トン以上、人員を1,200人以上輸送したことを挙げています。とくにCC-177グローブマスターIIIは、数日おきにほぼ世界一周するくらい飛行しました。

そのほかアフガニスタンのNATO軍支援のために、2,700トン以上の物資と5,800人以上の人員を輸送し、アフリカ・マリへは750トン以上の物資を輸送しました。また、400名以上の隊員がCH-124シーキングとともに海軍艦艇に乗り組んだり、アルバータ州南部の水害では50ソーティー以上飛行して80人以上を輸送、30人以上をピックアップしました。

CF-18ホーネットの部隊は、北米防空軍団(NORAD)の訓練支援・作戦のため1,700時間以上、年間総飛行時間の13%を飛行し、ビジラント・イーグル演習をアメリカ空軍、ロシア空軍と実施しました。NORADカナダ地域は、アラート態勢が最高との評価も受けました。

カナダ空軍とカナダ沿岸警備隊の合同レスキュー調整センターは、8,800件の救助要請を受け約1,000件に出動し、約200人を救助しました。

CH-124シーキング・ヘリコプターとCT-144チューター練習機が運用50周年を迎えました。

カナダ空軍は2014年、創設90周年を迎えます。

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