商業飛行100周年 航空機の進化と航空関連サービスの発展 | FlyTeam ニュース

商業飛行100周年 航空機の進化と航空関連サービスの発展

2014年は商業飛行100周年を迎えることから開設された特設サイト「100 Years of Commercial Flight」にはこれまでの商業飛行の歴史的な出来事が紹介されています。

<初の商業飛行の乗客は1人>
初の商業飛行を行った1914年1月1日、アメリカのフロリダ州を拠点にした、セントピーターズバーグ-タンパ・エアボート・ライン(St. Petersburg-Tampa Airboat Line)によるタンパベイでの約23分間のフライト。この乗客はたった1人だったそうです。

現存する航空会社として最も古いKLMオランダ航空の初飛行が1919年10月7日。KLMは翌年の1920年にはロンドン/アムステルダム間のフライトも実現しています。さらに、1922年にはSCADTA、現在のアビアンカ航空が初めて政府要人のビジネス旅行を支援。1929年には現在の世界の航空業界のルールを形作るワルソー条約が締結されました。

<商業機の進化>
機材でもこの100年で大きく進化したことは多くの航空ファンも知るところです。初飛行のセントピーターズバーグ-タンパ・エアボート・ラインはホフマン X-4(Hoffman X-4 “Mullet Skiff”)を使用しましたが、1935年にはクリッパーによりパンアメリカン航空(パンナム)がサンフランシスコからマニラへの太平洋横断路線を運航。1936年にはDC-3をアメリカン航空が導入し、近代化が進みます。

1952年は現在は日常的に見ることができる初めてのジェット機による運航を、現在のブリティッシュ・エアウェイズの前身で、当時はイギリスの国営航空会社だった「BOAC(英国海外航空)」が開始。この機材はもちろんデ・ハビランドDH.106コメット。

さらに1970年は747が登場します。初の営業飛行はパンナムによるニューヨーク/ロンドン間。2014年は全日空(ANA)の国内線に投入する747-400Dの退役で日本では盛り上がっていますが、747の登場からまだ「わずか40年」しか経っていない間には、1976年1月21日にブリティッシュ・エアウェイズはロンドン/バーレーン線、エールフランスのパリ/ダカール/リオデジャネイロ線での初のコンコルドによる営業飛行、そして2003年の退役とその間の航空機の進化、航空旅行の変化がわかります。

<航空関連サービスの充実>
航空サービスも100年で大きく進化しています。1939年にはアメリカン航空が初めて空港ラウンジの運営をスタートしたほか、1959年には現在はなくてはならないほど、どの空港にも設置されている搭乗橋が設置されました。今ではフライト中に見切れないほどのコンテンツが搭載されている機内エンターテイメントは、TWA(トランス・ワールド航空)により初めての16ミリ機内映画が1961年に開始されました。また、今や世界を席巻している格安航空会社(LCC)の先駆けとなるサウスウェスト航空が登場したのは1971年のこと。

インターネットで航空券を購入できる大元となる航空会社の予約システム「CRS (Computer Reservations System)」はアメリカン航空とIBMの共同で1963年、「SABRE」として導入され、他社も追随。決済システム「BSP」、銀行決済によるIATA加盟航空会社による航空券の発券・精算システムは1972年に導入され、さらに進化を遂げます。1981年にはアメリカン航空によるマイレージプログラム「アドバンテージ(AAdvantage)」がはじまり、1989年には当時のノースウエスト航空、現在のデルタ航空とKLMオランダ航空による航空連合が結成され、1997年のスターアライアンス結成へとつながりました。

ライト兄弟による初飛行の1903年からわずか11年で商業飛行、そしてその後100年で多くの人が一度に移動できる航空機により年間で30億人を超える人が空の旅を楽しむ現在。その軌跡の一端を特設サイトで知ることができます。

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