ボーイング予測、アジア太平洋地域は20年で新造機36%が必要

ボーイング予測、アジア太平洋地域は20年で新造機36%が必要

ボーイング2014年2月9日、シンガポール・エアショーの開幕を前に、アジア太平洋地域で新たな航空機が今後20年の市場予測で、1.9兆ドル分の需要、機数にして12,820機が必要になると発表しました。これは新造機のおよそ36%に相当します。

ボーイングでは今後20年間、世界の航空交通の増加はアジア太平洋地域が牽引すると見ており、およそ半分がアジア太平洋地域内、またはこの地域と他地域を結ぶ運航になるとしています。この地域の航空機数は2012年の5,090機から、2032年までには14,750機となる見込みで、機数では3倍増となります。

主力機材は737次世代(NG)とその後継機の737 MAXなどの単通路機で、機数のシェアは69%と予測されています。特に格安航空会社(LCC)の動きが活発で、737 MAXのような低燃費の航空機が求められ、旅客層としては中流階級が増え、手頃な運賃での旅を楽しむと想定しています。

長距離路線は、ボーイングの機材では747-8、 777、787などで28%となる見込み。ボーイングはすでに、787-10と777Xの開発を発表しており、シンガポール航空は787-10を30機、キャセイパシフィック航空は777-9Xを21機発注しています。

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