ボンバルディア、シンガポール・セレター空港にアジア拠点を開設

ボンバルディア、シンガポール・セレター空港にアジア拠点を開設

ボンバルディアは2014年2月11日、シンガポールのセレター空港にアジア・太平洋地域の自社拠点、リージョナル・サポート・オフィス(RSO)を開設したと発表しました。シンガポール・エアショー2014の開催にあわせ、開設式典が催されました。

この施設は、メンテナンスエリア、倉庫、事務所スペースからなる格納庫、専用ランプを備えたもの。およそ40名超のスタッフが従事し、ボンバルディアが製造するリアジェット、チャレンジャー、グローバルの定期メンテナンスに加え、不定期のメンテナンスの対応、改修、アビオニクスのインストールなどを手がけます。このRSOは全世界で10拠点目、北米以外では2番目のRSOで、中国をはじめとするアジア地域でのサポートを行います。

式典に出席したシンガポール経済開発庁からは「ボンバルディアの施設により、アジア地域で航空・宇宙産業のハブとして、シンガポールの地位がさらに高まる」と歓迎のコメントを寄せています。

なお、これまでにこのサービスセンターは、シンガポール、ヨーロッパ航空安全局(EASA)、バミューダ、ケイマン諸島、フィリピン、マレーシアからの認可を得ています。また、オーストラリア、アメリカ連邦航空局(FAA)、マン島の航空機へのサービスを提供できます。

2014年中には香港、中国、インド、カナダからの承認も得られる見込み。すでにこの施設は2013年末からサービスを開始しており、C整備、重整備作業を実施しているほか、タイ、日本、台湾、シンガポールなどの国を含め緊急部品供給(AOG)サポートを行っています。

メニューを開く