アグスタ・ウエストランドは、2014年3月20日、イタリア空軍向けのAW101初号機、HH-101Aカエサルが、イギリスのヨービル工場で初飛行したと発表しました。初号機と2号機は2014年第4四半期に引き渡され、救難と特殊作戦に使用されます。
HH-101Aは、5名の乗員と20名の完全武装兵、6名の乗員と8名の特殊作戦要員を輸送するなど柔軟な運用性を有しています。
操縦席は防弾板で保護され、胴体左右と後部にはM134、7.62ミリガトリングガン、レーダーやレーザー、赤外線に対抗する自己防御用の統合電子戦システムが装備されます。また、空中給油キットも装備することができます。
さらに、アグスタ・ウエストランドとイタリア空軍は、ヘリコプターの統合訓練ソリューションに関して合意しました。イタリア空軍とHH-101A、AW139の訓練方法を共同開発し、他国への軍用ヘリコプター販売の付加サービスとすることを目指しています。