サーブは、スウェーデン空軍のSK60(サーブ105)練習機の後継機として、スイスのピラタスと協力してPC-21を提案する覚書(MOU)を、2014年3月28日に交わしたと発表しました。
SK60は直線翼双発並列複座のジェット練習機で、1960年代はじめに開発されました。一方のPC-21は、PC-7やPC-9などの高性能ターボプロップ練習機を生産してきたピラタスが、1999年から開発を開始した新しい練習機です。ジェット機並みの訓練を、コストの低いターボプロップ機で実現し、スイスとシンガポール空軍が採用しています。
この提携は、サーブ・グリペンのスイスへの売り込みの見返り的な要素も含まれているようです。