沖縄県、新石垣空港の開港や路線拡充で過去最高の入域観光客

沖縄県、新石垣空港の開港や路線拡充で過去最高の入域観光客

沖縄県は2013(平成25)年度(2013年4月1日〜2014年3月31日)の入域観光客が685万300人と過去最高となったと発表しました。2012年度から65万5,600人の増加で、これまでの過去最高の593万4,300人を大幅に上回りました。日本人は595万3,100人、外国人は62万7,200人となり、いずれも過去最高を記録しています。

増加要因は航空会社による国内線、国際線の拡充、南ぬ島石垣空港の開港といった航空に関連する要因に加え、景況感が良く国内旅行が上向き基調にあること、円安による海外から国内旅行へのシフト、沖縄本島に台風接近が減少したことなどをあげています。

国内線ではピーチ、ジェットスター・ジャパンといった格安航空会社(LCC)が集客したほか、羽田/石垣線で供給座席数が増加。福岡発着は機材が小型化されたものの、中部(セントレア)線は石垣線が通年運航となり、石垣島への訪問を中心に大きく伸びました。

国際線は那覇/台北線、石垣/台北線、那覇/仁川線の拡充に加え、那覇/釜山線が定期便化し、運賃やツアー価格の低下で需要が増加。さらに那覇/北京線の再開、那覇/上海線の新規就航と空路での旅客数が増加しました。

沖縄県では2014年度についても、伊丹/那覇線の供給座席数の増加、福岡/石垣線の運航期間拡大といった沖縄路線の拡充があることから、引き続き堅調に推移するとしています。

また、国際線でも那覇空港の新国際線ターミナルの供用開始のハード面の拡充に加え、引き続き台湾、香港との航空路が充実することから、こちらも堅調に推移するとしています。

メニューを開く