アシアナ航空、運航停止など行政処分へ エンジン異常も飛行継続が発覚

アシアナ航空、運航停止など行政処分へ エンジン異常も飛行継続が発覚

韓国の国土交通部は2014年4月25日、アシアナ航空に行政処分を課す予定だと発表しました。これは4月19日、アシアナ航空の仁川発サイパン着のOZ603便、767-300での運航中、エンジン異常を知らせるランプが点灯したものの、目的地のサイパンまで飛行を継続した事例が発覚したことへの対応です。

本来は運航規定に基づき、その時点での最寄りの福岡空港に着陸する必要がありました。

当該のパイロットには30日の資格停止、アシアナ航空会社には7日間の運航停止、または課徴金1,000万ウォンなどの処分を行う方針です。処分内容は、行政処分審議委員会で審議し、確定するとしています。

国土交通部は2013年7月、サンフランシスコで発生した事故の後、アシアナ航空に対して特別点検を実施、航空安全総合対策を組み、その対応の中での違反発生のため、安全性を大きく阻害する重大事案と位置づけています。

また、エンジン整備については、民間の専門家を含めた合同調査団を組織し、調査を行い、結果に応じて、追加措置を講じるとしています。

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