防衛省は陸上自衛隊の次期多用途ヘリコプター(UH-X)について、新規国内開発から民間機を転用する方針に転換した模様です。日本経済新聞が2014年4月29日付で報じています。
UH-Xは現用のUH-1Jの後継機となる機体で、国内で新規に開発する計画が進められていました。2011年末に開発メーカーが川崎重工に決定しましたが、選定過程に官製談合があったことが発覚し、2013年1月に計画が白紙に戻されていました。
防衛省では敵味方識別装置やレーダー等を取り付けて改造すれば、民間機でも対応できると判断し、選定を進め150機程度を配備するとのことです。
陸上自衛隊が求めている離陸重量5トン前後の双発ヘリコプターとなると、ベル412やエアバス・ヘリコプターズEC155、アグスタ・ウエストランドAW139、あたりが候補となるのでしょうか。