空母「サラトガ」、1セントで解体契約

空母「サラトガ」、1セントで解体契約

7つの海を航海したアメリカ海軍のスーパー・キャリアー、USSサラトガ(CV-60)が、0.01ドルで解体契約されました。

サラトガは、アメリカ海軍が戦後建造した本格的なジェット時代の航空母艦であるフォレスタル・クラスの2番艦で、その大きさからスーパー・キャリアーと呼ばれ、アメリカの軍事力の象徴的存在でした。38年間就役して1994年9月30日に退役し、博物館や記念艦としての保存が期待されていましたが、実現可能な提案が無く廃棄が決まっていました。

解体を0.01ドルで受注したESCO Marineは、解体で発生した廃材を売却して費用を相殺します。アメリカ海軍はこれまでUSSフォレスタル(AVT-59)の解体を2013年10月に契約し、USSコンステレーション(CV-64)の解体契約も内定しています。

サラトガは現在ロードアイランド州ニューポートに係留されており、2014年夏には解体のためテキサス州ブラウンズビルへ曳航されます。

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