ロールス・ロイス、A350商業飛行初号機のトレントXWBエンジン出荷

ロールス・ロイス、A350商業飛行初号機のトレントXWBエンジン出荷

ロールス・ロイスは2014年5月15日、今年後半にカタール航空に引き渡し予定のA350 XWB初号機に搭載されるトレントXWBエンジンを、エアバスに出荷したと発表しました。

トレントXWBエンジン カタール航空A350初号機向け

トレントXWBエンジンは、A350 XWB向けに設計され、1995年から提供している第一世代のトレントエンジンと比べ、16パーセント効率化されています。このA350はすでに40社以上、1,600機超の契約を獲得しています。ロールス・ロイスでは2017年にもトレントXWBエンジンのピークを迎えると予想しています。

トレントXWBエンジン カタール航空A350初号機向け

トレントXWBエンジンは、フランス・トゥールーズで2013年6月にA350 XWB初号機に搭載され、初めて飛行しました。これ以降、4機の試験飛行機により、ボリビアでの高度試験、アラブ首長国連邦のアルアインで猛暑、カナダのイカルイトで寒冷地テストなどを実施しています。エアショーでは、 2014年2月にシンガポール・エアショーで航海されています。

なお、カタール航空はA350-900を43機、A350-1000を37機、計80機のA350を発注済みです。

メニューを開く