A350 XWB、高温飛行試験を完了

A350 XWB、高温飛行試験を完了

エアバスは2014年6月18日、A350 XWBの飛行試験機のMSN3で、機体記号(レジ)「F-WZGG」を使用し、高温飛行試験を完了したと発表しました。アラブ首長国連邦のアルアインを拠点に、40度を超える気温環境のもとで、エンジンや航空機のシステム挙動を確認しました。

A350 XWB MSN3 アルアイン F-WZGG」

このA350は熱ソーク試験などを含め、地上、飛行テストを通じ、各種の冷却システムの作動を確認しました。試験では灼熱の大地に数時間、待機した後、システムを稼働するといったものでした。

A350 XWB MSN3 アルアイン F-WZGG  2

MSN3はこれまでにボリビアで高高地試験、カナダのイルカイトで寒冷地試験などを行った機体です。

エアバスではA350 XWBのテストフライトは、460フライト、2,000飛行時間を記録しており、2014年第3四半期に型式証明を取得する予定です。また、営業飛行の初号機は10月以降の第4四半期にカタール航空へデリバリーを予定しています。

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