スホーイは2014年7月8日、ロシア州際航空委員会(Interstate Aviation Committee:IAC AR)からスホーイ・スーパージェット100(SSJ-100)で30メートル幅と狭い滑走路幅の離着陸について認可を受けたと発表しました。実際の運航は、航空会社の運航状況に応じて認可されます。
スホーイでは今回の認可取得にあたり、SSJ-100の設計、システム変更などは行っていないとしています。モスクワ・ジュコーフスキー飛行場(ラメンスコエ空港)では2機が使用され、チェコのカルロヴィ・ヴァリ空港では実際に30メートル幅を利用した試験が行われました。認可プログラムは2014年2月から3月にかけて行われ、シミュレーター、実機を利用した飛行の2つの段階を経ました。
テストではSSJ-100のシステムの故障、離陸回避などを含む試験運航が行われ、離陸着陸とも滑走路の状態が乾燥時、水溜りがあるウェット状態ともに問題なく行われました。
スホーイは今回の認可により、SSJ-100での運航地により幅広く対応することが出来るとアピールしています。
滑走路の幅が30メートルの場合、日本では900メートルから1,280メートルの滑走路長と小型機が使用する飛行場です。滑走路幅45メートル以上は滑走路長が1,280メートル以上、ICAOが定める飛行場基準コードFは60メートル幅が好ましいとされています。