エアバスはフランス・トゥールーズのフライト・トレーニング・センター内にA350 XWBのフルフライト・シミュレーター(FFS)を設置し、航空会社の乗務員向け訓練を近く開始すると発表しました。このシミュレーターはすでに数カ月前に設置され、A350 XWBのフライトテストで実際の飛行状況のデータを反映させました。2014年夏にも航空当局から認可を受けるため、認証手続きを行っています。
このシミュレーターはカナダのCAEが開発したシリーズ7000シミュレーターで、最新の映像システムを装備しています。このシステムはエアバスのフライト・トレーニング・センターでも初めての技術で、シミュレーターを支える油圧システムと同期し、これまでのFFSと比べ、より実機に近い運航技術の習得に活用できます。