香港航空がA330型を全てビジネスクラスとした機材で、香港/ロンドン間を就航する計画があるという。「Centre for Asia Pacific Aviation(CAPA)」が伝えている。ロンドンでの乗入れ空港はヒースロー以外にも検討しているという。
機材のシート全てをビジネスクラスで運航する機材では全日空(ANA)が成田/ムンバイ線をB737-700型の38席で運航。また、シンガポール航空でもA340-500型で100席の機材がある。ただし、アジアからヨーロッパへ就航する便は実現すればこれが初めて。ヨーロッパではブリティッシュ・エアウェイズが出資するオープンスカイズがパリ・オルリー/ニューアーク線、ワシントンDC線を就航している例もある。
アジアでのLCCの戦いが熱くなっていく一方、ビジネスクラスのみの機材、あるいはスカイマークもビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスのみのA380型を予定するなど、「ちょびリッチ」をふくめ、上級会員の市場も熱くなっていきそうだ。