札幌航空ページェント、MV-22Bオスプレイの展示で自治体首長コメント

札幌航空ページェント、MV-22Bオスプレイの展示で自治体首長コメント

第28回札幌航空ページェントにアメリカ海兵隊のMV-22Bが展示されることが正式に発表され、自治体首長もコメントを発表しています、このうち札幌市の上田文雄市長は7月10日の記者会見で、メディアの質問に回答しています。

第28回札幌航空ページェントはスケジュールの発表とあわせ、地上展示機に嘉手納基地から横田基地を経由し、MV-22オスプレイを展示する計画です。予定では2機を展示し、展示飛行は予定していません。

上田市長は住宅等の上空を飛行することから、住民から不安が寄せられているとして主催者に文書で十分な事前説明を行うように要請したとしています。その回答を踏まえた対応となるとしていますが、法的には国の施設、主催者は民間の団体であることから、中止になる可能性は少なそうです。一方で、今後の対応は、「主催者からの回答を踏まえて判断をさせていただきたい」とも回答しています。

北海道の高橋はるみ知事はオスプレイの展示について、「道として、飛行ルートなどについて、引き続き情報収集に努め、必要な対応を行って参ります」とコメントを発表しています。また、北海道防衛局にも安全対策の申し入れを行っています。

なお、高橋はるみ知事は7月8日の記者会見で、オスプレイの訓練受け入れ、訓練などに係る飛行について、全国知事会の会合の中で「国において関係自治体の意向を十分に尊重することや、十分な説明と理解が得られるよう努めてもらうというようなこと」を一律的に対応しようと申し合わせをすることも明らかにしています。

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