ボーイング、シコルスキーと米陸軍の将来ヘリのJCA開発を受注

ボーイング、シコルスキーと米陸軍の将来ヘリのJCA開発を受注

ボーイングは2014年7月11日、シコルスキーと共同で、アメリカ陸軍の将来垂直離着陸機(FVL、Future Vertical Lift)計画における統合多目的(JMR、Joint Multi-Roll)科学・技術計画の統合共通アーキテクチャー(JCA、Joint Common Architecture)の開発を受注したと発表しました。

ボーイングのデビッド・クーパースミス副社長は「これはFVLにとってキーとなる要素です。私たちは、アメリカ陸軍の努力を支援するためにソリューションを提供することを楽しみに思います。 私たちのソリューションは、将来の回転翼機のプラットフォームの効率化を支援するでしょう」と述べました。

FVLは2035年ごろの実用化を目指し、現在使われているUH-60ブラック・ホークやAH-64アパッチなどを代替し、より高い性能を持つ、まったく新しい機体を開発をめざす計画です。

現在は開発に先立ち、ジョイント・マルチロール・テクノロジー・デモンストレーター(JMR-TD)と呼ばれる、実証機を開発する計画が進行中です。ボーイングとシコルスキーはこの機体の開発にもエントリーしており、シコルスキーX2を基にした複合ヘリコプターを提案しています。

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