ヨルダン空軍、ガンシップ仕様のC295を導入へ

ヨルダン空軍、ガンシップ仕様のC295を導入へ

エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは2014年6月17日、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王設計開発局(KADDB)、アメリカのATKと共同で、ヨルダン空軍が運用するC295輸送機をガンシップに改造する協定に署名したと発表しました。これはヨルダンのファイサル・ビン・アル・フセイン王子立ち会いの下、執り行われました。

実際の改造はATKが担い、AC-295と名付けられます。すでにヨルダン空軍に2機が導入されているAC-235を基に開発され、火器管制装置や電子光学・レーダー・センサー群、ヘルファイア・ミサイル、2.75インチの誘導ロケット弾、統合防衛システムなどを装備します。機体側面にはM230 30ミリメートル機関銃が据え付けられます。

C295は、EADS CASAで開発された中型の輸送機です。プラット・アンド・ホイットニー・カナダのPW127Gターボプロップ・エンジンを2基搭載し、最大積載量は9,250キログラムを誇ります。2001年から運用が始まり、スペイン空軍やエジプト空軍、ポルトガル空軍などに導入されています。

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