ANAホールディングス、バンコクで操縦士訓練会社 ノックエアも出資

ANAホールディングス、バンコクで操縦士訓練会社 ノックエアも出資

ANAホールディングスは2014年8月8日、バンコクで操縦士訓練会社「Pan Am International Flight Training Center (Pan Am Thailand / パンナム・タイランド)」を設立すると発表しました。

ANAグループは2013年8月、マイアミに拠点を置くPan Am Holdingsの株式を100%取得し、操縦士訓練事業を本格化しており、子会社設立はその一環です。Pan Amのノウハウを活用し、アジア地域で成長する操縦士訓練需要を取り込むねらいです。

ANAホールディングスのシンガポール拠点の投資管理子会社のStrategic Partner Investment Pte, Ltd(SPI)を通じ、バンコクにジョイントベンチャー形式で設立するものです。ANAグループは75%、タイの格安航空会社(LCC)のノックエアが15%を出資します。パンナム・タイランドは、9月中旬から事業を開始する計画です。

当初はA320のシミュレーター1台から事業をスタートし、ノックエアなどジョイントベンチャーの訓練受託を基盤とし、順次拡大を図ります。2015年には、A320シミュレーターを2台、737NGシミュレーター2台、計4台のシミュレーターで事業展開します。

アジア・太平洋地域は2030年にも、現在の4.5倍にあたる約23万人の操縦士が必要とする推計もあり、バンコク・ドンムアン空港をハブとするノックエア、飛行経験のない学生を操縦士に育成する航空学科を設立したタイのAssumption Universityとのジョイントベンチャーによる操縦士訓練需要の取り込みを目指します。

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