キャセイパシフィック航空、747-400の旅客・貨物機の退役進む

キャセイパシフィック航空、747-400の旅客・貨物機の退役進む

キャセイパシフィック航空は747-400の退役を進めています。同社は2013年にボーイングと包括的契約を締結しており、6機の747-400F貨物専用機をボーイングへ売却します。このうち、4機はすでに運航から外れ、駐機措置がとられています。この6機は2016年までに、キャセイパシフィックから退役します。747-400Fはこれにより2機となります。また、747-400旅客機は8月に2機を退役させ、さらに2機の退役も計画しています。

一方、2014年上半期に777-300ERを2機、A330-300を2機、香港ドラゴン航空向けA321-200を1機、計5機を受領しました。

747以外の退役機では、A340-300の11機について退役を前倒しで実施する計画を策定しました。このうち4機は2015年末まで、7機は2017年末までに退役させることとしました。

キャセイパシフィックは、香港ドラゴン航空を含むグループで、2024年までに受領する計90機の運航機材の発注を確定させています。2014年下半期は2社で計11機の新機材を受領し、機材更新を進めます。

また、機材更新に加え、プロダクトの更新も進めています。新しいビジネスクラス、プレミアム・エコノミー、エコノミーのシートを装備した777-300ERと長距離路線用のA330-300への搭載はすでに完了しました。現在は、中近距離路線に投入する新ビジネスクラスのシート装着もほぼ完了し、777-300ERに装備するファーストのアップグレード作業が2015年3月にも完了します。

メニューを開く