カンボジア・バイヨン・エアラインズは中国航空工業集団公司(AVIC)からの投資を受け、2014年12月から2015年1月にかけて、カンボジア国内線に就航します。カンボジア・バイヨン・エアラインズは2014年4月にカンボジア民間航空局に申請、6月に設立された新たな航空会社です。
計画ではプノンペン/シェムリアップ線に就航、その後にプノンペン/シアヌークビル線に就航します。機材はAVICに発注した中国製のMA60ターボプロップ機を導入する予定です。
AVICはグループに幸福航空を保有しており、両社でカンボジア・バイヨン・エアラインズの技術的なサポーとを行うほか、乗員訓練、マーケティングなど多方面で協力を行います。
カンボジア・バイヨン・エアラインズはMA-60を2機確定発注しているほか、18機のオプションがあり、同社発表ではA320を10機、発注しています。計画ではプノンペン、シェムリアップ発着で、ベトナム、ラオス、タイといったASEAN諸国、中国、韓国、日本との路線を展開する計画です。これにより、国営のカンボジア・アンコール航空、韓国資本の入るスカイウィングス・アジア・エアラインズと対抗し、カンボジア最大の航空会社を目指しています。